今回はこの車の修理をしていきたいと思います。昔、ブルーバードっていう車が流行したんですよ。セダンといえばトヨタのコロナかニッサンのブルーバード!というくらいみんなの憧れだったのですが、今や5ナンバーは絶滅危惧種となり、ブルーバードの後継に当たるシルフィもついに3ナンバーへと変わってしまいました。3ナンバーなので横幅もあり、コンパクトなセダンではなくなったわけですが、狭い道でもハンドルが切りやすい、扱いやすい車種です。
左フロントピラー、ボンネット、左フロントフェンダー、左フロントドアにヘコミとキズが数か所ありました。先日の突風で飛ばされてきたトタンにぶつかってしまったようで、見るも無残にヘコんでいます。自然災害は仕方ないとはいえ、一晩明けて自分の車がこんな有様になっていたら、持ち主のメンタルだってヘコんでしまいますね。ガラスにぶつかっていないのが幸いでした。これがフロントガラス等に当たっていると修理費が更にかさんでしまうところでした。
いつものようにダメージ部分の塗装を磨いてから、スタッド溶接機という特殊な器具を使い、外からヘコミ部分に直接アプローチしていきます。溶かして凹んでいる部分を引っ張り出していくんですね。凹凸をなくし、塗装面と板金部分の段差を平らにして、パテで埋めていきます。写真はもう厚付けパテまで塗ってしまった後の画像です。このあと、厚付けパテを削り、塗膜面とパテ部分の高和を合わせて平らにした後、サーフェイサー(下地剤)を塗り、塗装前の下地処理を行います。それから塗装に引き継ぎます。簡単なようで、結構技術が問われる作業です。ここまでの経過がうまくいっていないと、塗装も失敗してしまいます。
なるだけ費用を抑えてとのことなので、お得意様ということもあり、費用はなんと8万円!ご来店ありがとうございました!
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